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ラブカルチャースクール
第19章 2 Years ago
お互い水気が取れ、セイジをお風呂場に案内する。

「琴海さん…先に入りなよ。俺、後で大丈夫だから。」

気を使ってくれるセイジの台詞に、無駄にバクバクしてしまう。

「大丈夫っ!私は、直ぐに着替えるから!入って、入って!シャワー浴びてる内にお湯も溜まるから。」

そう言って、お風呂場に押し込み

「少ししたら、服を乾かしに来るから…。」

乾燥機が在るから、早く乾かせる。

「分かった…有難う。」

セイジは微笑んで、服を脱ぎ始めたから、外に出ようとしたら…

「あのさぁ~!」

「はいっ!」

な、何っ!?

「一緒に入るって…不味いかな?」

「一緒っ!!」

思わず叫んだが、セイジは真顔だった。

「やっぱり…琴海さんが風邪ひいたら…大変だしさ…。」

いやいやいやっ!!

セイジの気持ちは嬉しいけど、一緒にお風呂はまだハードルが高いです!

「だ、だ、大丈夫っだから!」

思わず声が、裏返る。

「でも…。」

きゃ~!そんな事になったら、タブー以前に鼻血ブーです!

「いいからぁ~!着替え父のだけど、乾くまで着てて!」

「あっ…うん、有難う。」

恥ずかしくて、セイジの顔も見れずに飛び出した。

居間に入って、畳に倒れ込む。

「はぁ…セイジってば…変な事言って…。」

でも…嫌じゃなかった自分が居て…

羞恥心と罪悪感で、胸でドクドクと脈打つ音が、早まっていった。


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