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ラブカルチャースクール
第19章 2 Years ago
私は顔面がひきつりそうになりながら

「ち、小さい頃の…雨海の?」

「ははっ!雨海も見たいけど、琴海さんの!」

ボフンッ!!

一ミリくらい、宙に浮いたかも…。

「は、恥ずかしい…よ…。」

「ダメ?滅多に見れないだろうし…。」

畳に座って雨海と一緒に見上げてくる…うっ、可愛い…。

「二階…アルバム…二階の私の部屋だから…持ってくるね…。」

「えっ!片付けるの大変になるから、一緒に上がるよ?」

ドキュンッ!!

言ってる意味…解ってるのかしら?

セイジの気遣いは、却って強力兵器だわ!

「やっ!でも!階段昇ると体力使うし、疲れちゃうよ!」

「はははっ!まだ、そこまで体力は衰えてないよ~!」

そりゃそうだよね…ピチピチの男盛りの30歳だものね…。

「うん…じゃあ…二階に一緒に来て…。」

「やった~!」

本当に純粋に楽しそうだ…不純なのは、私だけ…。

それが二人の気持ちの『違い』を思い知らされる。

トボトボと上がって、久し振りに自分の部屋に入る。

お母さんが、掃除をしてくれたんだろう、部屋に入ると爽やかな香りがした。

後に続いて来たセイジも

「琴海さんの部屋、いい香りがするね。」

「そ、そう?お母さんが、何か吹ったのかも…。」

ドッキン…ドッキン…セイジが私の部屋に居る…。

それだけで、心臓が飛び出しそうだった。 

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