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ラブカルチャースクール
第19章 2 Years ago
ドクン…ドクン…。
部屋中に心臓の音だけが、鳴り響いてる気がする。
長く感じた様で、短い時間…沈黙を割ったのはセイジだった。
「誰かに…聞いたの?」
目を細めてた表情は、いつもより切なかった。
「ごめんなさい……ハヤトに…。」
膝の上の手で、ギュッと握りこぶしを作る。
「そうか……ハヤトか…だから琴海さんに、無理な要望を押し付けて来たんだ。ごめんね…嫌な思いさせて。」
そう言ってセイジは、頭を下げた。
「あっ…違う…セイジは、悪くないから!」
悪いのは…セイジに執着した、私の心。
「…いや…ハヤトがどこまで言ったか解らないけど…話しておいた方がいいのかもね。」
ドキン…聞きたい…けど、急に怖くもなってくる…。
「元カノ…さんの…話し?」
セイジは、一旦目を瞑り少ししてゆっくり開き…話しはじめた。
「元カノとは…4年前に付き合い始めて…
1年半で別れた。」
「何か…あったの…?」
気になって、聞いてしまう。
「彼女の父親がね…寝たきりの介護状態になって…母親は、彼女が中学生の時に…蒸発したって…。だから、父親の面倒は殆ど彼女が看る事になって……。」
いつものセイジとは違う…その時を思い出したせいなのか…悲痛な表情だった。
「最初は、良かったんだけど…彼女の負担が大きくなるにつれて、ストレスが溜まって、俺たちもギクシャクし出したんだ…。」
「うん…。」
きっと…二人とも凄い、悩んだんだろう…。
部屋中に心臓の音だけが、鳴り響いてる気がする。
長く感じた様で、短い時間…沈黙を割ったのはセイジだった。
「誰かに…聞いたの?」
目を細めてた表情は、いつもより切なかった。
「ごめんなさい……ハヤトに…。」
膝の上の手で、ギュッと握りこぶしを作る。
「そうか……ハヤトか…だから琴海さんに、無理な要望を押し付けて来たんだ。ごめんね…嫌な思いさせて。」
そう言ってセイジは、頭を下げた。
「あっ…違う…セイジは、悪くないから!」
悪いのは…セイジに執着した、私の心。
「…いや…ハヤトがどこまで言ったか解らないけど…話しておいた方がいいのかもね。」
ドキン…聞きたい…けど、急に怖くもなってくる…。
「元カノ…さんの…話し?」
セイジは、一旦目を瞑り少ししてゆっくり開き…話しはじめた。
「元カノとは…4年前に付き合い始めて…
1年半で別れた。」
「何か…あったの…?」
気になって、聞いてしまう。
「彼女の父親がね…寝たきりの介護状態になって…母親は、彼女が中学生の時に…蒸発したって…。だから、父親の面倒は殆ど彼女が看る事になって……。」
いつものセイジとは違う…その時を思い出したせいなのか…悲痛な表情だった。
「最初は、良かったんだけど…彼女の負担が大きくなるにつれて、ストレスが溜まって、俺たちもギクシャクし出したんだ…。」
「うん…。」
きっと…二人とも凄い、悩んだんだろう…。