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ラブカルチャースクール
第19章 2 Years ago
手がセイジの肩に、触れそうになった時…

「琴海さん!」

「きゃっ!はいっ!」

セイジの大きめの声に、思わず手を引っ込める。

「ごめん……もう、帰るよ。」

「えっ…。」

セイジは気不味そうに、顔を背けて

「ちょっと感傷的になりすぎたよ…変な事話して、ごめん…。」

変な事じゃない…凄い嬉しかった…。

「ううん…でも、まだ服が乾いてないから…。」

「いや…生乾きで、大丈夫だよ…。有難う。」

セイジはいつもの優しい笑顔で…帰ろうとする。

いや…帰らないで…。

私は咄嗟に、セイジの服を掴んだ。

「琴海…さん…。」

「ふく…服が乾くまでは…居て…。」

今言える、精一杯だった。

震える声にセイジは、少し浮かした腰を再度下ろして、座り直した。

「分かった…。」

服が乾くのなんて、あと数分だ…。

どうしたら、引き留められる…。

どうしたら、気持ちが伝えられる…。

どうしたら…ずっと一緒に居られるの…。

珍しく会話がないまま…沈黙だけが続く。

「琴海さん、やっぱり…俺…」

セイジが立ち上がろうとした、瞬間だった…。

ズガァーーーンッ!!!

地面を揺るがす様な雷が、鳴り響いた。

「きゃあぁあぁっ!」

雷、苦手なのに!

「大丈夫っ!」

「あっ…。」

私は、セイジの胸の中にいた…。

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