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ラブカルチャースクール
第19章 2 Years ago
もう…何も考えられなかった…。

お互いが貪る様に、無心に唇を咬わえて食んでいく。

外の雷鳴も稲光も、聴こえないくらいお互いしか感じられなくなっていた。

「んっ…はぁ…ん…。」

クチュ…クチュ…。

部屋に響くのは、甘い吐息と舌を絡ませ合う唾液の音だけ。

私はセイジの背中に腕を回してしがみ付き、セイジは私をギュッと抱き締める。

二人とも…当たり前の様に床に倒れ込む。

セイジのキスは…凄い激しくて、ラブカルのレッスンとは、ちょっと違う感じがした。

クチュ…チュ…ピチャッ…。

唇が少し離れ、至近距離で食い入る様に見つめ合う。

「はぁ……はぁ…セイジ…。」

名前を呼ぶとセイジはまた、唇を重ね下唇を甘咬みし、上唇を吸い込み咬わえ込む。

「んふ…んん……はぁ…。」

セイジの手が服の上から胸元を包み、丸く円を描くように撫で始めた。

「あっ…セ、セイジ…ベッドに…。」

理性なんてどこにも無く、求めるままにベッドに誘う。

「…うん…。」

唇を離し小さく笑って、セイジは私を抱き上げた。

「きゃっ!」

一気に宙に、浮いた感覚に驚くと

「掴まってて…。」

恐ろしいくらい、甘い声で囁かれる。

「う…ん…。」

ベッドまで距離なんて無いのに、凄いドキドキする。

ギシ…ベッドが軋み…横たわる身体に覆い被さったセイジが、優しく見詰めていた。

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