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ラブカルチャースクール
第2章 入会
カタカタカタカタ…。

ヤナセさんが、データを打ち込む間に、私は書類に目を通す。

しばらくして、パソコン画面をスクリーンに写し出し

「旦那さんに体格が似てる者とか、年齢が近い者とか、色んな角度から選びまして30名程に絞られました。先程もご説明致しましたが、5名までならお選び頂けます。」

「30名中の5名…。」

スクリーンに、一人一人を映し出す。

どうしよう…セイジ入ってるのかな。

聞いた方が、早いのかな。

でも、さっきのさっきだから、あからさまかな…。

私は黙って、一人一人のデータを確認していった。

25名目…

「あっ!」

セイジだ!

セイジも候補に入ってる。

それだけで、胸がドキドキし始めると 

「セイジ…ですか。入ってましたね。あくまでもコンピューターが抜粋するので、仕掛けてはないですよ。」

ヤナセさんは、意味深に言ってくるから、顔が一気に熱くなってしまった。

「あっ…いえ…少し慣れてる人が、居ると安心するかなと…。」

「そうですね…じゃあ、セイジは担当に、入れさせて頂きますね。」

優しくヤナセさんは、微笑んだが、その薄茶色の瞳は私の気持ちを見透かしているようだった。

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