この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール
第19章 2 Years ago
しばらく抱き締め合っている私たちを現実に戻す音がした。

「ぎゅるるる~。」

きゃあぁ!お腹の虫が~!

「あっ……お腹…空いたよね。」

「うっ…お昼から食べてなかったから…。」

うぅ…今まで鳴らなかったのに…てか、最中に鳴らなくて良かったけど。

久々の実家だし、冷蔵庫の物を使っていいものか…。

…いっか!

「セイジ、少しだけ待ってて!」

「えっ…うん。」

急いで階段を駆け降りて、台所に行く。

どうせ、一人ぼっちの夕飯だったんだ…。

先ずは飲み物を…紅茶…ティーバックしかないし!

ラブカルでいつも美味しいのを淹れて貰ってるのに…。

仕方ない…。

取り敢えず緑茶を淹れて、持っていく。

「セイジ……美味しいか、自信ないけど…。」

「ん?あっお茶か!有難う。」

「いつも…美味しく淹れて貰ってるから…。」

一口飲んで、セイジは

「大丈夫だよ…美味しいよ。」

優しく微笑む。

うっ…この優しさに、泣けてきそうになるわ。

「へへ…アルバム見てて、くれるかな…。」

「うん、分かったよ。」

よしっ!頑張るぞ!

私は再度、台所に行って冷蔵庫から卵やお肉を取り出し、フライパンを握り気合いを入れる。

急だから、簡単な物しか作れないけど…。

いつに無い勢いで、具材を切り始めた。

料理がこんなに楽しいと思ったのは…生まれて初めてな気がした…。

/552ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ