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ラブカルチャースクール
第19章 2 Years ago
「よし!出来た~!」

と、言っても簡単にオムライスとスープ、
さっき買ったコロッケだ。 

「セイジ~お待たせ!」

「ん…あぁ!わざわざ作ったの!」

作ったモノを見て、驚きながらも喜んでくれた。

「オムライス…久々だな…。」

「へへ…時間も無かったから簡単だけど…コロッケは商店街のお肉屋さんのなの。人気なんだよ!」

「へぇ~、旨そう。」

テーブルに並べてるのをニコニコしながら待っている。

何か憧れてた、甘い食卓みたい!

本当に即席の簡単な食事…
でも、最初で最後かもしれないから、食べて欲しかった。

「頂きます!」

「はい…。」

両手を合わせて、お辞儀する姿が可愛かった。

一人でも、そうやって食べるのかな?

とか、妄想してしまう。

オムライスを一口食べて…

ドキドキ…大丈夫かな。

「…まい…凄い、旨いね!このデミグラスソースがまた絶妙だね!」

目を見開いて、誉めてくれたけど

「有難う…このデミグラスソースは…お母さんが作り置きしてたヤツなの…。」

流石にソースを煮込む時間は無かった。

「へぇ~琴海の家の秘伝なの?」

「うん…おばあちゃんからの秘伝みた
い。」

「そっか…食べれて嬉しいな。たまごとバターライスに合ってるね。」

「バターライスは、作ったよ!」

「ははっ!うん、旨いよ。」

もう…本当にセイジは優しいな…。

飲み込もうとしたオムライスが、少し喉につっかえた。

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