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ラブカルチャースクール
第19章 2 Years ago
時計を見ると、もう18時になろうとしていた。

結構長い事、一緒に過ごしてしまった。

「ごめんね…せっかくの休日だったのに…。他に用事あったよね。」

今更ながら、謝ると

「いや…ぷらぷらするだけだったし……雨海にも会えたし。」

「ニャ~!」

聴こえてるかの様に、雨海が鳴いた。

「雨海ったら、すっかりなついて。」

「はは…オムライスもコロッケも食べれたし…」

「うん…。」

食べて貰えるなんて思いもしなかったな…。

「2年前の事……琴海に話せたし…。」

「あっ…うん。」

靴を履いたセイジと、玄関の段差に立つ私の目線が、同じ位になった。

ドッキン…。

立ったままで、こんな近いの始めてだな。

無言で見詰め合い…瞼を少し閉じていく…

「琴海……じゃあ、帰るね。」

「えっ!帰る!」

一気に目が開いた。

「うん…そろそろご両親帰って来るでしょ。ここから一人でも大丈夫だから。」

ううっ…一気に現実だ~!

「待って!駅まで送らせて!」

もう少しだけ、一緒に…

「琴海…近所とか商店街とか…知り合い居るんじゃない…だから…。」

「あっ…そうだけど…。」

これが、現実…でも、地元の人たち旦那を知らないわ!

「大丈夫よ!皆、旦那を知らないから、セイジを旦那と勘違いするかも!」

ナイスアイディア!と、思ったら

「…嫌だな…旦那の代わりみたいで…。」

セイジがちょっと、拗ねた。

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