この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール
第20章 Lesson 『タブー』
ソワソワしながら辺りを見回す。
明らかに…場違いだわ…私…。
店内は暗めにしてあるけど照明は工夫してあって、とてもお洒落だ。
若い世代の人が多く、バーの雰囲気に合った服装をしている。
ロングスカートにタートルネックのセーターの私は、そこらのスーパーに行くような感じだし。
実際帰りに、スーパーに寄るつもりだった。
しばらくして、飲み物が運ばれる。
「ハヤトは…アルコール?」
「あぁ…ウィスキーのロック。」
「ふ~ん…強そうだもんね…。」
照明がテーブルに当たり、琥珀色を揺らめかせて並ぶ2つのグラスが、光を反射させて綺麗だった。
「じゃ…琴海、せっかくだから乾杯!」
「乾杯…って、アイスティーだよ。」
「いいだろ…何に乾杯する?」
「何にって…別に。」
二人で祝う事もないし。
「そ…じゃあ、この街で出会った俺たちと…」
「出会ったって…。」
意味深に、言わないで欲しいな。
「セイジの過去に…乾杯~!」
「え……セイジの…過去?」
カンッ!
ハヤトは勝手にグラスを鳴らして、飲み始める。
な…どうゆう事…。
緊張で震える手で、グラスを口に運ぶ…
「うっ……ハヤトこれ!アルコール入ってる!」
「だってカクテルだもん!因みに紅茶入ってないからそれ。」
「なっ!」
でも、紅茶っぽい味はする。
「何から知りたい…セイジの過去と…ラブカルの『タブー』と…。」
ドックン…。
いつもの妖しい笑顔がライトの加減で、今日は一段と妖艶に見えた。
明らかに…場違いだわ…私…。
店内は暗めにしてあるけど照明は工夫してあって、とてもお洒落だ。
若い世代の人が多く、バーの雰囲気に合った服装をしている。
ロングスカートにタートルネックのセーターの私は、そこらのスーパーに行くような感じだし。
実際帰りに、スーパーに寄るつもりだった。
しばらくして、飲み物が運ばれる。
「ハヤトは…アルコール?」
「あぁ…ウィスキーのロック。」
「ふ~ん…強そうだもんね…。」
照明がテーブルに当たり、琥珀色を揺らめかせて並ぶ2つのグラスが、光を反射させて綺麗だった。
「じゃ…琴海、せっかくだから乾杯!」
「乾杯…って、アイスティーだよ。」
「いいだろ…何に乾杯する?」
「何にって…別に。」
二人で祝う事もないし。
「そ…じゃあ、この街で出会った俺たちと…」
「出会ったって…。」
意味深に、言わないで欲しいな。
「セイジの過去に…乾杯~!」
「え……セイジの…過去?」
カンッ!
ハヤトは勝手にグラスを鳴らして、飲み始める。
な…どうゆう事…。
緊張で震える手で、グラスを口に運ぶ…
「うっ……ハヤトこれ!アルコール入ってる!」
「だってカクテルだもん!因みに紅茶入ってないからそれ。」
「なっ!」
でも、紅茶っぽい味はする。
「何から知りたい…セイジの過去と…ラブカルの『タブー』と…。」
ドックン…。
いつもの妖しい笑顔がライトの加減で、今日は一段と妖艶に見えた。