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ラブカルチャースクール
第20章 Lesson 『タブー』
「そ…父方のね…。俺は母親似だから、従姉妹とは似てなかったけど。父親の兄さんの子…。」
「そうだったの…だから知ってたんだ…。」
ハヤトはおかわりした、ウィスキーを一口飲んで
「たまたまだよ…。」
また、辛そうな顔をした。
「母親は消えるし…叔父さんは倒れるし…親が心配で、時たま様子を見に行ってたんだ。」
「そして、セイジを見掛けたのね…。」
「あぁ…一回だけ…それも喧嘩をしてる時にな。」
あっ…セイジが言ってた
『きっかけは…ほんの些細な事だった…。』
あの時かも…でも、ハヤトは関係ないだろうに。
「それから…たまたまラブカルで、再会したの?」
ハヤトは鼻で笑い
「フンッ!それも違う。たまたま、ネットで見たラブカルのサイトにセイジが居たから問い合わせたら、講師になってやがった。」
「えっ…もしかして…ハヤトが講師になったのって…。」
タンッ!ダーツが勢い良く刺さる音が響く…。
「あぁ…従姉妹が苦しんでる時に、放り投げたセイジの人生…無茶苦茶にしてやろうと思ったんだよ。」
「え…無茶苦茶に…。」
ウ…ソ…。
「だってさぁ~親の介護に苦しんでる彼女を捨てておいて、他の女とヤりまくって、金貰ってるんだぜ…おかしくねぇ~?」
ドックン…ドックン…。
急に言い知れぬ罪悪感が、全身を覆い出す。
「違うんじゃない…何か理由…あったんじゃ…。」
だってセイジは、彼女と連絡が取れなくなってしまって…。
「ふん…こんなご時世に、本当に大事だったら何とかする手段なんていくらでもあるだろ?だから琴海だって、ラブカルに通い始めたんじゃね~の…。」
ハヤトの言葉は…決して間違いではない…だから、罪の意識に駆られ出す。
「そうだったの…だから知ってたんだ…。」
ハヤトはおかわりした、ウィスキーを一口飲んで
「たまたまだよ…。」
また、辛そうな顔をした。
「母親は消えるし…叔父さんは倒れるし…親が心配で、時たま様子を見に行ってたんだ。」
「そして、セイジを見掛けたのね…。」
「あぁ…一回だけ…それも喧嘩をしてる時にな。」
あっ…セイジが言ってた
『きっかけは…ほんの些細な事だった…。』
あの時かも…でも、ハヤトは関係ないだろうに。
「それから…たまたまラブカルで、再会したの?」
ハヤトは鼻で笑い
「フンッ!それも違う。たまたま、ネットで見たラブカルのサイトにセイジが居たから問い合わせたら、講師になってやがった。」
「えっ…もしかして…ハヤトが講師になったのって…。」
タンッ!ダーツが勢い良く刺さる音が響く…。
「あぁ…従姉妹が苦しんでる時に、放り投げたセイジの人生…無茶苦茶にしてやろうと思ったんだよ。」
「え…無茶苦茶に…。」
ウ…ソ…。
「だってさぁ~親の介護に苦しんでる彼女を捨てておいて、他の女とヤりまくって、金貰ってるんだぜ…おかしくねぇ~?」
ドックン…ドックン…。
急に言い知れぬ罪悪感が、全身を覆い出す。
「違うんじゃない…何か理由…あったんじゃ…。」
だってセイジは、彼女と連絡が取れなくなってしまって…。
「ふん…こんなご時世に、本当に大事だったら何とかする手段なんていくらでもあるだろ?だから琴海だって、ラブカルに通い始めたんじゃね~の…。」
ハヤトの言葉は…決して間違いではない…だから、罪の意識に駆られ出す。