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ラブカルチャースクール
第20章 Lesson 『タブー』
「そうかもしれないけど…。」

ハヤトは、ピスタチオを口に放り込みながら

「ま…今の方が、ラブカルにも琴海には都合いいだろ?」

「えっ…それは…。」

「ラブカルはセイジが居た方が儲かる…琴海は、セイジがお気に入りなんだろうし…。」

何かを見透かしてる様に、言ってくる。

「お気に入りって…信頼感があるのよ。」

目を細めてハヤトは

「ふ~ん…信頼感ね…。変な気、起こしたら本当にヤバイから気を付けなよ。」

ドックン…それは、ラブカルの『タブー』に触れると…。

「ハヤト…ラブカルの制裁って…受けた人居るのかな…。」

心臓がバクバクして、どもりそうになる。

「タブーを犯して受けた人…?居るよそりゃ。」

やっぱり、居るんだ!

「所詮、男と女だし、レッスンとはいえあれだけ濃密な事すし、悩みも相談もしていく内に、お互いが一線越えるなんて、案外簡単じゃん。」

「講師を辞めさせられて…生徒とも二度と連絡取れなくなるんだよね…。」

「まあね…島流しされるから、一生会えなくなる。」

さっきも言ってた『島流し』って…本当に島に行くのかな?

顔に疑問符が浮き出てたのか、ハヤトは口元を歪ませ

「信じらんない?本当に島流しだよ。ラブカルで、所有してる島があるから。」

「ラブカルで…島を持ってる…。」

講師にそこまでして…生徒には、何があるの!?


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