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ラブカルチャースクール
第20章 Lesson 『タブー』
くるくるくるくる…。

あれれれ~私、何してたんだっけ…?

実家に帰って…セイジに会って…抱き合って…ハヤト……あっ…。 

「ハヤトだっ!」

「誰がハヤトだよ。」

勢い良く起き上がろとしたら、ハヤトが居た。

「へ…ハヤト…何で…あっ…。」

クラリとして、またソファーに倒れ掛かる。

「一気に立ち上がるからだよ!アルコールが回って倒れたんだよ。飲めないなら無理して飲むなよ。」

「…そうだ…私…って、ハヤトが勝手に頼んだんじゃない!アルコールだって大丈夫だもん!」

「煩い!また、倒れるぞ!」

「うっ…。」

確かに…まだちょっとフラフラする…強くないけど、一杯くらいじゃ酔わないけどな…。

「空きっ腹だったからじゃないの。ほら、水飲みな。」

「うん…有難う…。」

ペットボトルを受け取り、水を流し込むと少しスッキリした。

辺りを見回すと、店内とは違う…

「ハヤト…ここは?」

「マスターの控え室だよ。運ばせて貰った。」

「誰が…。」

ハヤトの眉が、ピクリと上がる。

「俺だよ!」

「わっ!有難う!」

やっぱりハヤトは、怖いよ…うぅっ…。

でも…従姉妹の事も、私の事も…ハヤトなりの優しさだったのかな?

セイジの本当の気持ちを知ったら…ハヤトも楽になれるんじゃ…。

今の状況で、良い訳ないもの…

よしっ!ダメ元で話してみよう!!

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