この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール
第20章 Lesson 『タブー』
脚を組んで、不機嫌そうに座ってるハヤトの方を改まって向いて
「ハヤト…さっきの従姉妹の事なんだけど…。」
「……なに。」
ハヤトは顔だけ、こちらに向けた。
「セイジとさ…話し合ってみたら?」
「はぁ~?何でよ。」
凄い睨まれた。
「だ、だって…詳しくセイジと元カノが喧嘩した理由も聞いてないんでしょ。話せば、ハヤトのわだかまりも無くなるかもよ。」
「無くならなくていい…俺は俺の判断で、生きて行く。セイジが気に食わない、それだけだ。」
そう言い切ると、ソファーから立って部屋を出て行こうとする。
諦めたくない!
「ハヤトだって、人気あるんでしょ!そんな復讐みたいな事して、従姉妹が喜ぶかな?」
ハヤトは、足を止めて振り返る。
「さぁ…喜ばないんじゃない…。」
「ハヤト…。」
もしかして…歩み寄れる……えっ…。
バシッ!
「キャッ!」
ハヤトは力任せにソファーを叩き、両手を着けて私を囲う。
据わった目の奥が、怒りと悲しみで揺れている様だった。
「ハ、ハヤト…。」
「従姉妹さぁ~介護疲れと失恋で、精神的に病んじゃって、喜ぶどころじゃないから!」
「え…ウソ…。」
「セイジに何か吹き込まれたのかよ…。」
「違う…セイジ…関係ない…。」
そんな事になってるなんて、セイジが知ったら。
「本当にムカつく……あっ…プライベートで、琴海が俺と何かあったら…セイジはどう思うかな…。」
「…なっ…。」
ハヤトはニヤリと、不敵な笑みを浮かべた…。
「ハヤト…さっきの従姉妹の事なんだけど…。」
「……なに。」
ハヤトは顔だけ、こちらに向けた。
「セイジとさ…話し合ってみたら?」
「はぁ~?何でよ。」
凄い睨まれた。
「だ、だって…詳しくセイジと元カノが喧嘩した理由も聞いてないんでしょ。話せば、ハヤトのわだかまりも無くなるかもよ。」
「無くならなくていい…俺は俺の判断で、生きて行く。セイジが気に食わない、それだけだ。」
そう言い切ると、ソファーから立って部屋を出て行こうとする。
諦めたくない!
「ハヤトだって、人気あるんでしょ!そんな復讐みたいな事して、従姉妹が喜ぶかな?」
ハヤトは、足を止めて振り返る。
「さぁ…喜ばないんじゃない…。」
「ハヤト…。」
もしかして…歩み寄れる……えっ…。
バシッ!
「キャッ!」
ハヤトは力任せにソファーを叩き、両手を着けて私を囲う。
据わった目の奥が、怒りと悲しみで揺れている様だった。
「ハ、ハヤト…。」
「従姉妹さぁ~介護疲れと失恋で、精神的に病んじゃって、喜ぶどころじゃないから!」
「え…ウソ…。」
「セイジに何か吹き込まれたのかよ…。」
「違う…セイジ…関係ない…。」
そんな事になってるなんて、セイジが知ったら。
「本当にムカつく……あっ…プライベートで、琴海が俺と何かあったら…セイジはどう思うかな…。」
「…なっ…。」
ハヤトはニヤリと、不敵な笑みを浮かべた…。