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ラブカルチャースクール
第20章 Lesson 『タブー』
マスターは笑いながら
「ハヤト、一通り作れるだろ!難しいの来たら、酒が無い言っとけ。じゃあ、君立てるかな?」
「はい…立てます。」
「ちょっと!マスター!」
不服そうなハヤトを無視して、マスターは私と一緒に店を出た。
店から離れて少し人混みが多い通りまで出て、駅に向かう。
「大丈夫?まだ、フラ付くかな?」
「いえ!本当に大丈夫です。」
凄い心配してくれて、親切だな…。
マスターは、少し困った顔をして
「ごめんね…ハヤトが無茶をさせて…。飲めるのかと思ったら倒れたから、俺も焦ったよ。」
「すみません…カクテル良く、知らなくて…。」
落ち込む私に、マスターは
「えっと…名前は…。」
「伊野琴海です。地元が駅の反対側なんです。」
「あぁ、そうなんだ!琴ちゃんで、いいかな。」
ちゃんと言われる程若くも無いけど、マスターは優しいお兄さんみたい。
「はい!」
「はは、琴ちゃんはハヤトとは、付き合い古いの?」
「いえ…最近です。それに今日は、たまたま出会って…ハヤトも地元ここなんですか?」
「ん~、琴ちゃん…ハヤトの従姉妹の話は知ってるかな?」
ドッキン…まさかマスターも知ってる人?
「少し…事情は…。」
「そう…この地域に引っ越して来た従姉妹
をハヤトは、最初探してたみたいなんだよ。ウチの店にも聞いて来て、それから入り浸る様になったんだ。」
優しく語るマスターの口調に、無精髭でワイルドな風貌が、笑顔で柔らかく見える。
「ハヤト、一通り作れるだろ!難しいの来たら、酒が無い言っとけ。じゃあ、君立てるかな?」
「はい…立てます。」
「ちょっと!マスター!」
不服そうなハヤトを無視して、マスターは私と一緒に店を出た。
店から離れて少し人混みが多い通りまで出て、駅に向かう。
「大丈夫?まだ、フラ付くかな?」
「いえ!本当に大丈夫です。」
凄い心配してくれて、親切だな…。
マスターは、少し困った顔をして
「ごめんね…ハヤトが無茶をさせて…。飲めるのかと思ったら倒れたから、俺も焦ったよ。」
「すみません…カクテル良く、知らなくて…。」
落ち込む私に、マスターは
「えっと…名前は…。」
「伊野琴海です。地元が駅の反対側なんです。」
「あぁ、そうなんだ!琴ちゃんで、いいかな。」
ちゃんと言われる程若くも無いけど、マスターは優しいお兄さんみたい。
「はい!」
「はは、琴ちゃんはハヤトとは、付き合い古いの?」
「いえ…最近です。それに今日は、たまたま出会って…ハヤトも地元ここなんですか?」
「ん~、琴ちゃん…ハヤトの従姉妹の話は知ってるかな?」
ドッキン…まさかマスターも知ってる人?
「少し…事情は…。」
「そう…この地域に引っ越して来た従姉妹
をハヤトは、最初探してたみたいなんだよ。ウチの店にも聞いて来て、それから入り浸る様になったんだ。」
優しく語るマスターの口調に、無精髭でワイルドな風貌が、笑顔で柔らかく見える。