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ラブカルチャースクール
第21章 Lesson in 独占
カチャ…ヤナセが、いつもの様に紅茶を淹れてくれた。

「ラテゥナプラです。」

「有難うございます!」

それにしても毎回、色んなのを出してくれるな。

チョコレートの様な風味で、ストレートでも凄く美味しい。

「琴海様、ご気分はいかがですか?」

資料らしき物を揃えながら、ヤナセが聞いてきた。

「とても良いです!」

張り切って、答えると

「クスクス…今日の琴海様は、生き生きされてますね。」

「へっ!そんなっ!」

ヤバイ私、露骨過ぎるわね。

「各講師の評価も、かなり良かったですよ。ナツは…逆に勉強させて頂きましたが…。」

苦笑するヤナセ…ちょっと、珍しいかも。

「ハヤトも…ですか。」

「えぇ…我慢強いって、評価してました。」

我慢強いって~!

セイジの事で、釣ったくせに~!

…でも、それは上手く伏せてくれてるんだね。

「琴海様、今日から最終レッスンまで、セイジが担当になりますが、レッスン内容はカリキュラム通りなので、今回はレベルアップして、テクニック強化に入って行きますので。」

「テクニック…強化…。」

つまり、セックステクニック……な、何すんの!?

当惑してるのを見抜いた、ヤナセはもの凄く優しく微笑み

「大丈夫ですよ。琴海様は本当に真面目に頑張ってここまでたどり着きましたから…旦那様を虜にするテクニックも確実に身に付けられるでしょう。」

「旦那を…ですか。」

あの旦那を虜にって!

どんなテクニック~!?

プルルル!

内線のコール音が響く…

「琴海様…独占コースレッスン…行ってらっしゃいませ。」

ヤナセの麗しいの笑顔で、独占コースのスタートは切られた。


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