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ラブカルチャースクール
第21章 Lesson in 独占
ドッキン!

「ひゃっい!」

クルッと後ろを向いて、行進するみたいにギクシャクとソファーに戻る。

そんな私をセイジは、優しく見届けて

「はい、お待たせしました!食べよっか。」

カップを置いて、お皿にケーキを載せてくれる。

「じゃあ、琴海さんのレベルアップと、独占コース記念に…。」

「うん…。」

カッチャン…軽くティーカップで、乾杯をした。

セイジが、ここまでしてくれたのが本当に嬉しい。

「なんか今日のケーキ、またちょっとデザインが違うね。」

いつもはシンプルなんだけど、デコレーションが増えていた。

「あぁ…時期的に、ホールだしデコレーションも頼んでみたんだ。綺麗にやってくれてるね。」

サラッて言ってのけるけど、そんな所まで気が回るなんて…乙女心鷲掴み過ぎる! 

乙女でもないけど…。

「いっぱい食べていいからね!」

「ふふ…夢みた~い!」

なんかレッスンじゃないみたい。

ケーキを頬張ってると、セイジがノートパソコンを取り出した。

「琴海さん、食べながらでいいからいつか質問する事に、答えて貰えるかな。」

「うん!何かな?」

「簡単だよ。好きな食べ物とか果物とか…味覚の調査みたいなもんなんだ。」

「味覚の…。」

きっとレッスンに必要なんだろうけど、予測不可能だな。

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