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ラブカルチャースクール
第21章 Lesson in 独占
「お疲れ様です……琴海様、それは?」

私は二人分のケーキを持って、ラウンジに来た。

「セイジが…ケーキを買ってくれて、沢山あったのでヤナセさんもどうかなって?」

ヤナセは、柔らかく微笑んで

「…有難うございます。今、お茶を入れますので…お勧めは?」

「ダージリンが…味が引き立ちます。」

「ダージリンですね…少々お待ち下さい。」

しばらくして、ティーポットとカップをヤナセが運んで来た。

「どうでしたか…独占コースは、セイジだから特に問題は無かったと思いますが。」

ヤナセのセイジへの信頼がうかがえる。

「はい…今日は色々知識的な事をたくさん、学びました。出来るか不安ですが…。」

ヤナセはパソコンの端的に記載された報告を見たのか

「フェラチオですね…セックスの第一目的は生殖本能ですが、コミュニケーションの手段の一つでもありますから、そう考えるとフェラチオは、コミュニケーションとしての役割を占めてると思います。何で、旦那様と寄り親密に成れたらと思うと、自然と出来てたりしますよ……琴海様、どうかされましたか?」

「あっ…いや…はい…。」

ヤナセの綺麗な様相から、ガンガンに言葉が飛び出すのを聞いていると、凄い高尚に消える…

けど、やっぱり少し恥ずかしい…。 

淹れてくれた紅茶を一口飲んでケーキを食べると、ヤナセも食べ始めた。

「美味しいですね…これ、程よい酸味とくどくない生クリームがマッチしてますね。」

そして、ニッコリ微笑み、紅茶を飲む。

あぁ!イギリス上級階級のアフタヌーンティーの様に見えてしまうわ!

流石、ヤナセ様!

そんな妄想をしていると

「琴海様…次の予定は、いかがされますか?」

ドッキン…大丈夫かな…でもダメ元だわ…。

「あの…明日とかは…出来ますか?」

ヤナセの眉が、少し上がる。

「明日…ですか?」

ドックン…鼓動が強くなった…。

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