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ラブカルチャースクール
第22章 Lessons of F
「琴海さん…。」

そこまでする私に、セイジは困惑した。

正直…必死だった。

実家での時を思い出す。

旦那が出張で、こんなに家を空けるのは二度と無いかもしれない

家に帰っても、一気に現実に戻されない今…セイジの全てを…思い出を刻み付けておきたい。

生理がちゃんと来るかは解らないけど、ラブカルに通わないで旦那と過ごす一週間は、今の私には不安で仕方ない。

フェラチオのレッスンも、旦那の目を気にしないでいい今、セイジのを自分の口に含みたい。

私の中で色んな思いが吹き出して、思わず頭を下げていた。

「お願いします…。」

「琴海さん…顔上げて…。」

セイジの手が肩に掛かり、下から顔を覗き込む。

「もう…琴海さんにお願いされたら…断れないでしょ。」

少し困った様な…それでいて凄く優しい笑顔で、私の頬を包み込む。

「いいの…今日、フェラチオのレッスン出来るの。」

口を少し結び、観念したのか

「しよ…レッスン…。」

「本当!用意してくるね!」

凄い勢い良く立ち上がると

「琴海さん!危ないっ!」

バランス崩して、床にフライディングしかける。

「きゃっ!」

「わっ!」

ガッシリ!!

「セーフ…はぁ…。」

どうやらセイジがガッチリ、キャッチしてくれた。

「ご、ごめんなさい…。」

ドキドキする…

「もう…目が離せないなぁ。」

小さく笑ったセイジの腕は、大事そうにギュッと抱き締めてくれていた。

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