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ラブカルチャースクール
第23章 Lesson 中断
キィィ…パタンッ…。

ベッドの上で力尽きながら、遠くから聞こえた音を認識した。

旦那…会社に行ったみたいね。

結局、バスルームで旦那の時間が許す限り、責められ続けた。

生理も一日目だから大した出血も無かったせいか、ベッドに移されたけど、私の意識が殆ど薄れてしまっていて、そのまま寝てしまった様だ。

身体が、鉛みたいに重い。

這う様に何とかベッドから出て、パジャマを羽織ってキッチンに行った。

無理にでも少し食べておかないと…本当に病んでしまいそうだ。

固形物を食べる気がしない。

一つだけあった、冷凍グラタンをレンジで温める。

「はぁ…とにかく…解放された…。」

エンドレスのセックスが、止まっただけでもホッとした。

「ラブカル…ヤナセさんに、連絡しておかないと…。」

旦那との状況を説明したら、心配させるし、ヤナセなら察してしまうかもしれない。

取り敢えず、生理が始まったから、一週間後くらいに予約を入れておこう。

一目でもいい…早くセイジに会いたい…。

束の間の解放感に気を弛ませながら、携帯を取りに行ったが

「あれ…携帯は?」

携帯どころか、バックごと無い。 

慌てて玄関に行ってみると…

「ウ…ソ……靴が…無い。」

玄関から、旦那の靴も合わせて一足も無かった。

ゾクリ……寒気がした。

鳥籠だ…旦那は、私を部屋から出さない気なんだ。

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