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ラブカルチャースクール
第23章 Lesson 中断
「パ…パソコン…は…。」

嫌な予感のまま、書斎に行く。

最初にラブカルに申し込みをしたのは、パソコンからだ。

ノートパソコンの電源を立ち上げようとしたが、押しても反応しない。

パソコンの裏を見ると…コードが全てない。

充電も切れていた。

「はぁ…他…ほかに…何か…。」

家の電話もダメ元で、受話器を取ってみたが、使えなかった。

「どうしよう……。」

落ち着けば、アイディアが浮かぶかもしれないが、正直パニック状態で立っているのも辛い。

「嫌よ…このままずっとなの…。」

旦那は、何を望んでるの?

「疲れた……。」

一気に襲ってきた焦燥感に、考えるのも動くのも嫌になった。

私は床に倒れ込み溜まった疲れからか、そのまま目を閉じてしまった…。




「…寒い…。」

しばらくして眠りから覚めると、時間は18時くらいになっていた。

「あ……お腹…空いた。」

温めたグラタンは、すっかり冷えきっていたので再度レンジにかけると、表面のマカロニは固くなってしまった。

旦那…今日遅くなるんだよね…携帯ないから、全然解らないや…。

電話…せめて実家か、沙知絵に連絡着けば…。

一か八かで、お隣を訪ねて電話を借りてみよう…裸足で怪しまれるかもしれないけど…せめてスリッパくらい残しておいてよ。

それくらいとことん、やられていた。

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