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ラブカルチャースクール
第24章 Lesson 決意
「えっと…つみれと…葱と白菜と…。ちょっと高いけど、お肉も買っちゃおうかな~!」

いつも行くスーパーに寄って、旦那の好物を買った。

「ふっふ~ん…。」

鼻歌なんか歌って、すれ違ったおばちゃんが、チラリとこっちを見て行った。

マンションに着いて、鍵を開けると

「ただいま~。……あ…酷い…。」

予想はしてたが、あちこちひっくり返して、散らかっていた。

「何か見付けたかしら…。」

怒りに任せて、荷物が掻き出されている感じだ…きっと、何も解らなかったんだろう。

先に…夕飯の準備をしよう…。

つみれ団子が入ったお鍋と、お肉もトロトロになるまで煮込み、その間に部屋を片付けた。

「うん…戻った!」 

ラブカル専用携帯と靴は命綱だから、共用通路の配管の所に隠しておく。

時計を見たら、19時になっていた。

「何時に帰ってくるかしら…。」

役場から貰ってきた書類に、記入漏れが無いか確認する。

先ずは私の今の思いをはっきり伝えないと…。

決意したものの、また閉じ込められたらどうしようかと恐怖感も沸いてくる。

グツグツと煮立つ音を聞きながら、緊張を解す。

ドックン…ドックン…。

鼓動が大きく、跳ねる。

20時なる頃だった。

ガチャリとドアが、開く音と共に

「琴海っ!帰ったのか!」

旦那の怒鳴り声が、響いた。

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