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ラブカルチャースクール
第25章 Last Lesson
着替え慣れたローブ姿になって、ベッドに近寄る

「琴海さん…髪、大分切ったんだね…。」

セイジは手を伸ばして、毛先を指で流す。

「うん…似合わないかな…。」

「ううん…とても似合うよ。可愛い…。」 
「ふふ…嬉しい…家じゃ何も言われないから…。」

まあ、旦那とも家の中で、余り会わなくなったし。

「え…言われないの?」

怪訝な顔をされた…そりゃ、夫婦仲改善の筈が、夫婦仲破局になってるなんて思うまい。 

「忙しいの…最近あの人…。私も今、色々勉強始めて、引きこもりしてるから。」

「琴海さん…。」

心配そうな顔をするセイジに

「セイジ先生!今日は楽しい忘れらない、レッスンにしましょうね!」

身体を少し横に傾けて、元気良く言うと

「もう…琴海さんには、敵わないな…。おいで…。」

「ふふ…は~い。」

差し出された手を掴むと、広い胸の中に引き寄せられる。

いつも感じた体温も、包まれた腕の感触も…優しい声も…こんなに近くで感じるのは、今日で最後…。

「セイジ…。」

「琴海さん…。」

瞼を閉じて…お互い引き寄せられる様に唇を重ねる。

この柔らかい唇…甘い舌の感触…忘れない様に刻み付けておく…。

「はぁ……ん…あっ…。」

啄み合いながら唇を食み、少し開いた隙間から、舌先を擦り合う。

ピチャッ…チュ…クチュ…。

顔の角度を何回も変えて、舌の根まで深く絡めた。

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