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ラブカルチャースクール
第25章 Last Lesson
この甘酸っぱさは、セイジとのキスの味…。

きっと私、これからこのケーキしか食べないかも…。

「セイジ…本当に有難う…。最初にセイジに会えたから…ここまで、頑張ってこれたんだと思う。」

「琴海…さん…。」

「セイジに独占コースを付いて貰えたから、凄い安心だった…。いっぱい、勉強になったから…役立てていくね…。」

「はい…。」

「友達の相談にも…色々と乗れちゃうかも…。」

「はい…。」

「コウセイもマサキもナツも…ハヤトにも…本当に皆から、たくさんの事を学んで教えて貰ったわ…。」

「はい…。」

「ふふ…コウセイのニコニコぎゅうぅ~って、知ってる?」

聞いてみると、セイジは苦笑いして

「知ってる…コウセイ、俺たちにもするもん…。」

「えっ…ラブカル講師に…。」

流石にそれは、有効なのかしら?

「へへ…最後に…やっていいかな…ニコニコぎゅうぅ…。」

「琴海さん…うん…。」

私たちは、ジッと見詰め合う。

散々、身体を重ね合わせたのに、ドキドキする。 

ニコニコと…上手く笑えているかな…。

セイジの瞳は、ちょっと切ない…。

広い胸に顔を埋め…

「ぎゅうぅ…。」

「はは…ぎゅうぅ…。」

お互い息が出来なくなりそうなくらい…

腕に力を込めていた…。

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