この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール
第26章 Lesson 卒業
「ん……あっ…レッスン…?」

意識が戻り、ベッドの上で一人言を呟いた。

回りを見るとヤナセは居なくて、身体にはタオルケットが掛けられていた。

「ヤナセ…さん…。」

もうラウンジに戻ってるかも…着替えよう…。

ベッドから降りて立ち上がろうとしたが、フラフラして覚束無い。

「わっ!きゃっ!」

バランスを崩して、ベッドに座り込んだ。

まだ…身体から余韻が抜けて無いのかな…。

その時…ガチャ…ドアが開いた。

「琴海様…体調はいかがですか?」

ピシッとスーツで、普段通りの受付のヤナセになっていた。

「あっ…それが、まだ歩けなくて…。」

情けない声で言うとヤナセは近付いて、床に方膝を付いて私を下から覗き込み、頬に手を添える。

「ご無理なさらず、落ち着くまで寝てて下さい。」

心配そうに目を細めた憂い顔にクラクラする。

王子…ここにプリンスが居るみたい~!

「あっ…だ、大丈夫です…。早くしないと、遅くなっちゃいますよね…。」

勢い良く立ち上がると、案の定倒れそうになる。

「琴海様!危ないっ!」

「わわっ!」

出された腕にしがみ付く。

すっぽりヤナセの胸の中…。

あぁ……もう…本当に死にそう…。

「琴海様?琴海様ぁ~!」

私はもう一回、意識がフェイドアウトしてしまった…。

本当に卒業、出来るのかしらぁ~……。

/552ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ