この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール
第26章 Lesson 卒業
「ん……あっ…レッスン…?」
意識が戻り、ベッドの上で一人言を呟いた。
回りを見るとヤナセは居なくて、身体にはタオルケットが掛けられていた。
「ヤナセ…さん…。」
もうラウンジに戻ってるかも…着替えよう…。
ベッドから降りて立ち上がろうとしたが、フラフラして覚束無い。
「わっ!きゃっ!」
バランスを崩して、ベッドに座り込んだ。
まだ…身体から余韻が抜けて無いのかな…。
その時…ガチャ…ドアが開いた。
「琴海様…体調はいかがですか?」
ピシッとスーツで、普段通りの受付のヤナセになっていた。
「あっ…それが、まだ歩けなくて…。」
情けない声で言うとヤナセは近付いて、床に方膝を付いて私を下から覗き込み、頬に手を添える。
「ご無理なさらず、落ち着くまで寝てて下さい。」
心配そうに目を細めた憂い顔にクラクラする。
王子…ここにプリンスが居るみたい~!
「あっ…だ、大丈夫です…。早くしないと、遅くなっちゃいますよね…。」
勢い良く立ち上がると、案の定倒れそうになる。
「琴海様!危ないっ!」
「わわっ!」
出された腕にしがみ付く。
すっぽりヤナセの胸の中…。
あぁ……もう…本当に死にそう…。
「琴海様?琴海様ぁ~!」
私はもう一回、意識がフェイドアウトしてしまった…。
本当に卒業、出来るのかしらぁ~……。
意識が戻り、ベッドの上で一人言を呟いた。
回りを見るとヤナセは居なくて、身体にはタオルケットが掛けられていた。
「ヤナセ…さん…。」
もうラウンジに戻ってるかも…着替えよう…。
ベッドから降りて立ち上がろうとしたが、フラフラして覚束無い。
「わっ!きゃっ!」
バランスを崩して、ベッドに座り込んだ。
まだ…身体から余韻が抜けて無いのかな…。
その時…ガチャ…ドアが開いた。
「琴海様…体調はいかがですか?」
ピシッとスーツで、普段通りの受付のヤナセになっていた。
「あっ…それが、まだ歩けなくて…。」
情けない声で言うとヤナセは近付いて、床に方膝を付いて私を下から覗き込み、頬に手を添える。
「ご無理なさらず、落ち着くまで寝てて下さい。」
心配そうに目を細めた憂い顔にクラクラする。
王子…ここにプリンスが居るみたい~!
「あっ…だ、大丈夫です…。早くしないと、遅くなっちゃいますよね…。」
勢い良く立ち上がると、案の定倒れそうになる。
「琴海様!危ないっ!」
「わわっ!」
出された腕にしがみ付く。
すっぽりヤナセの胸の中…。
あぁ……もう…本当に死にそう…。
「琴海様?琴海様ぁ~!」
私はもう一回、意識がフェイドアウトしてしまった…。
本当に卒業、出来るのかしらぁ~……。