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ラブカルチャースクール
第26章 Lesson 卒業
次に目が覚めた時には、流石に落ち着いていたが、かなり遅い時間になってしまっていた。

着替えてラウンジに行くと、ヤナセがパソコンを入力していたが、私を見るなり立ち上り寄って来た。

「琴海様!大丈夫ですか?」

「ヤナセさん…遅くなってすみません。」

「いえ…私こそ、夢中になってしまった様で、失礼致しました。」

ヤナセが、頭を下げる。

「あっ!いえいえ…ヤナセさんのテクニックが素晴らしくて…身体がビックリしたみたいで!」

多分ヤナセは、普段通りにしたんだろう…後半のキスは激しかったけど…。

「身体がビックリですか…クスクス…お褒め頂き有り難うございます。こんな会話も、今日で最後かと思うと寂しいですね。」

『最後』…今、最後って言ったよね?

「ヤナセさん…私、無事にスクールを卒業出来るんですか?」

訪ねると、ヤナセは満面の笑みで

「勿論です!素晴らしく優秀でございました。」

「えっ…でも…テクニックとか…雰囲気作りとか…まだ全然で…。」

誉められて嬉しいけど、現実味が無かった。

「琴海様…テクニックとか雰囲気…何とかなるものですよ…一番大事なのは…『想い』です。」

トックン…。

「あっ…『想い』…ですか。」

ヤナセは、パソコンを確認して

「はい、各講師からも変わろとする想いが素晴しいと…評価が高かったです。」

「はい…有難う…ございます…。」

セイジ、コウセイ、ハヤト、マサキ、ナツ…講師たちの笑顔が浮かんだ。

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