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ラブカルチャースクール
第3章 LOVE Lesson 1
脱がされたストッキングも履いて、髪の毛もとかし身支度を整える。

「はぁ…今度から、下着の替え…持って来ないとだわ。」

下着は濡れたまま、まだ乾いてない…それがセイジと私の『密約』を意味する。

ドキドキする…。

ガチャリ…ドアが開くとセイジもパリッとスーツ姿に戻っていた。

さっきまで、外したネクタイも、袖を捲ったシャツも綺麗に直され、面影はない。

「琴海さん、支度出来た?」

「はい…。」

紳士的に微笑まれると、さっきまでの行為とのギャップに戸惑ってしまう。

隣の部屋に戻ると、お茶と箱に入れた残りの、さくらんぼのショートケーキを用意してくれていた。

キュンッ!

はぁ~!旦那じゃ、こんなの絶対してくれないわ!

ヤったらとっとと、寝ちゃうだけだもん!

さっきのセイジみたいに、抱き締めてもくれないし…。

「有難う…ございます。」

「ははは~!畏まらないでよ!」

屈託なく笑われて、お茶を飲みながら心も身体も温かくなった。

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