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ラブカルチャースクール
第5章 LOVE Lesson ナツ
気を取り直し、ナツもお茶を淹れてくれる。

きっと、どの講師もリラックスやコミュニケーションに繋げる為に、淹れてくれるんだろうと思った。

「琴海さん、はい紅茶です。」

「有難う~。」

ナツは、私に何を飲みたいか確認して、紅茶を淹れてくれた。

まだ、若いから相手に聞いた方が、早いと思ったのかも。

パラパラと資料を見ながらナツは

「あの~ぶっちゃけて聞いてもいいですか?」

「ぶっちゃけて?」

何か面白い。
気兼ねがなく話せるのは、やはり年下だからかな。 

「このスクールに来るの、凄い決意いったと思うんです。俺もそうだし。」

「ナツさんも?」

「あっ!ナツでいいですよ!」

一応、講師だし…呼び付けもな…

「じゃあ…ナツくんで、いいかな?」

「はいっ!」

イケメンだけど、可愛く見えてきたな。

「ここに通ってみようと思った理由は…何なんでしょう?」

ナツの変な敬語に、笑ってしまいそうになりながら答える。

「理由…最初は旦那との関係が…いまいちだったから何か始めてみたかったんだけど…今は、凄く自分が変わりたい…そう思ってるの。」

「そうですか…流石だな…。」

ん?流石って、何がかな?

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