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ラブカルチャースクール
第5章 LOVE Lesson ナツ
私はセイジをジッと見詰めると、それに気付いて聞いてくれた。

「琴海さん、どうしたの?」

「どうして…私のレッスンに居るの?あれから、レッスンあったんじゃないの?」

セイジは黙って、私を見詰め返す。

ドッキン…ドッキン…。

何だか鼓動が高鳴ってしまう。

セイジは静かに話し出す。

「レッスンは…午前だけだったから…。コンビニ行く時、琴海さんを見掛けて…何となく気になってね。」

ドックン…。

「気にして…くれたの。」

「うん…前回の性感帯で、泣きそうだったから…。今のレベルは、性感帯開発だからね。あれこれされてると思うと、心配になって…。」

ドッキュン!

セイジ…私、人妻だよ…。

そんな優しくされたら、勘違いしちゃいそう…。

あ…でも、人妻だから言えるのかも…ガックリ。

少し落ち込みかけると

「待機しといて良かった…まさかナツが、あんな無茶させるとは思わなかった。ナツも慌ててヤナセに言いに来て、そこに俺が居合わせたんだ。」

ナツは貴方に勝てないって…『奥の手』を使ったのよ…。

「これ…着せてくれたのって…。」

「ごめん…俺が着せた。」

申し訳ない顔をしてるセイジが、切なそうに見えてしまった。

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