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「S」と「M」の日々
第4章 悠の劣情

僕は今みぃ子の部屋にいる。
みぃ子は突然来た僕に驚きつつも部屋に案内してくれた。
お風呂上がりで濡れた髪からいつもより強くシャンプーの香りを感じた。
みぃ子の洗い立てのいい香りを全部自分のにおいになるまで犯そうと思った。
「急に来るからびっくりしたよぉー」
「ごめんね。なんか急に会いたくなって…今日何してたの?」
「え…?」
いつもしないような質問に戸惑っているようだ。
「今日はクラスの女の子と買い物だよ?」
嘘を吐かれた。
黒くてドロドロした何かは僕の理性を消し去った。
「ふーんそう、みぃ子は嘘しか言わない悪い子なんだね。」
訝しげに振り向いたみぃ子を僕は押し倒した。
「えっ何!?」
みぃ子のパジャマをむしるように脱がす。
「悠クンっやぁっ!」
なぜか笑いがこみ上げてきた。
「それも嘘なんだよね?」
たぶん僕は悪魔のような笑顔をしていたと思うんだ。

