この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
官能ショートショート『最高のマスターベーション』
第1章  
もう限界だ、と思ったとき、今度はゆっくりしたストロークで妻の中を動きながら、溜めたものがペニスの中の細い管を昇ってくる瞬間を待ちます。
でも待つのは、ほんの一瞬です。
出る寸前、声が出ます。
どうしても声が出ます。

「イ、イクっ……」
声を発し、ペニスの奥へ押し込み、動きを止めます。
これから来る快感に神経を集中するためです。
根元が一瞬、ぐぐっと、太く硬くなります。
続いて、ペニスに力がみなぎり、どくっ、と反り返ります。
細い管の先端の小さい穴から、勢いよく粘液が噴き出す瞬間です。
「あうっぅぅ…」
自然とうめき声が出ます。
どくっ、どくっ、とペニスの反り返りが続きます。
乳首が立ち、身体中の毛穴が閉じられ、鳥肌が立ちます。

男の至福の時です。
男にとって、これ以上の至福の時はありません。
息を止め、顔をしかめ、自分の意思とは関係なく動き続けるペニスから、放出される粘液の流れを感じ続けます。
ペニスが、ひとりでに力強く動くたびに、快感が突き抜けます。
男に生まれて良かったと思う、束の間の時間です。

何回かの放出のあと、だんだん快感が薄まり、今度は「うっ、ふぅぅ…」と快感に止めていた息が漏れ始めます。
そして脱力して妻に身を預けます。
荒い息が鎮まるまで待ちます。

ここからは、充分な放出感を味わったあとの、満たされた時間です。
ほどなくして妻から抜き、コンドームの事後処理をします。
妻も自分で拭き、自分で服を来ます。
そして、二人とも寝る準備が整うと、そのまま寄り添って寝ます。
心地よい疲労感に、二人とも直ぐに深い眠りにつきます。
健康的な眠りです。
こうゆう夜の次の日は、決まって妻は機嫌が良いのです。

その気さえあれば、妻は私でイクことができ、私も妻の名器を使って、いつでも最高のマスターベーションが出来ます。
幸せな夫婦生活だと思います。
私は妻に満足しています。
それ以上のことを妻に望んだら罰が当たります。

ですから、愛を確かめ合う、貪り合うようなセックスは、また新しい“彼女”が現れたときまでとっておきます。


完。
/4ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ