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天海家の禁断感染
第1章 兄~初恋~
「ただいま…」
友人の些細な言葉から燃え広がった火事のせいで
帰り道の事を殆ど覚えていないままに家についてしまった
「お帰り、遅かったね」
出迎えたのは小4の妹
姉が出迎えない時には両親がいない
急な患者でも来て姉が夕飯を作っているからだ
「ん、姉ちゃんは?」
解っているのにそう聞いてしまうのは癖だ
「ご飯作ってるよ、お母さんは夜勤でお父さんは急患みたいでさっき出てった」
まさにさっきまで思ってた通りそのままの事を妹は呆れたように報告した