この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
濃厚ピンク学園
第9章 卒業儀式(見学)
東野君が入院してから私の相部屋はまた笹野君に戻されてしまい、残りの10日間前の生活に戻ってしまった。
「笹野、七瀬を風呂に入れてやれよ!あんな状態じゃ触りたくもねぇし、花の意味ないだろ」
「そんな事知るか。俺は同じ空間にもいたくないのに同室にされて迷惑してるんだ…そんなに風呂に入れてやりたいなら次のテスト頑張る事だな。卒業後の為にも俺は手は抜かないからな」
同室でない限り私をお風呂に入れる権利もないんだった…。
東野君は前回のテストで笹野君と1点差だった為特別に同室を許された。
笹野君…成績良いし次も一番になっちゃったら…。
私は教卓の横にすらいるのを拒否されて窓の方に追いやられていた。
東野君に言われた事を思い出して授業中に大和をチラッと見ると少し目が合って逸らされてしまう。
やっぱり大和はもう私の事なんてどうでもいいんだ…。