この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
悪魔みたいな幼馴染
第11章 11
朝食を食べ終えて食器を洗っていると、凜空は何故かわたしの隣に立ってスマホの画面を見せてくる。
「何」
「連絡先、家族とちぃと翔太だけ」
確かに他に登録されている人はいない。
でも相手側から連絡はきっと来るはず。
「知らない番号から連絡来ても出ないしLINEは全部ブロックした」
「ふーん」
内心、ほっとしたのは言わないでおこう。
こんなに凜空が変わると思わなかった。
それを嬉しいって思ってしまってる自分がいる。
女遊びもやめて講義が終われば真っ直ぐに私の部屋に来る。
凜空と過ごす時間が増えていく度に私の閉ざしていた心も少しずつ開いていく。
きっと好きになるのも時間の問題───…