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悪魔みたいな幼馴染
第12章 12
講義が終わると、ダッシュでコンビニに行って目当ての物を買い、アパートに向かった。
チャイムを鳴らせば、もう千紗はドアを普通に開けてくれる。
「はい、これで良かった?」
「うん、ありがと」
キッチンに戻っていく千紗の後を追って行くと、くるっと振り返ってくる。
「何?」
「マヨネーズ、何に使うのかな〜って」
「ポテトサラダ」
「ちぃのポテサラ好き」
「あ、そう」
じゃがいもをマッシュしている千紗の肩に顎を乗せても怒られなかった。
多分褒めたから少し大目に見てくれてるんだと思う。
調子に乗ってお腹に腕を回すとピタッと千紗の動きが止まった。
「少しだけだから」
怒られる前に先手を打てば、千紗の止まった手が動き出した。