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悪魔みたいな幼馴染
第12章 12
いつも通り、千紗の部屋で飯を食べてシャワーを浴びてテレビを見る。
でも、もう俺も限界だった。
千紗に近づきたい、触れたいって感情が止めどなく沸いてくる。
隣でドラマを見てる千紗に手を伸ばしてしまったのは、本能的なもので抑えきれなくなっていたんだと思う。
「凜空……?」
「ごめん、でも逃げないで…」
ソファに座る千紗を抱き寄せて、暫くそのまま抱き締めていると千紗の腕が俺の背中に回った。
まさか千紗がそんなことをしてくれるなんて思わなかったから、感情が体の奥からぶわっと出てくる。
「好き…」
「うん」
「マジでどうしようもないくらい好き」
「うん」
「千紗だけいてくれればいい」
「うん」
「引っ越さないで…」
「………」