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悪魔みたいな幼馴染
第2章 02
無理矢理手を引かれて、私は自分の部屋の前まで来た。
鍵を開けて中に入ると、なぜだか凜空も入ろうとしてくるから阻止しようとしたけど力でかなうはずもなかった。
「何、あの男」
「別に」
なんでこんなこと聞いてくるの。
さっきまで自分だって女といたくせに。
私が誰とどこにいようと凜空には関係ない。
でも、長年一緒にいるせいか、凜空を本気で嫌いになったことは無いし兄弟みたいな関係だから突き放したりもできない。
凜空のクズっぷりには呆れるけど…。