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悪魔みたいな幼馴染
第2章 02
「ちぃ、髪乾かしてあげる」
帰ってきて直ぐお風呂に入った私は、もう気疲れでウトウトしていた。
セミロングの髪を乾かすのもダルいくらいだったから丁度いい。
ドライヤーを凜空に渡してソファの前に座ると、頭に当たる温かい風が心地良かった。
あぁ、駄目だ…、眠い。
「凜空、もういい」
「は?まだ全然乾いてねぇから」
半乾きくらいかな。
でも眠くてもうベッドで寝たい。
「ちぃ、風邪引くよ」
「大丈夫…」
振り返って凜空からドライヤーを奪い、適当に片付けて寝室に向かった。
ベッドに入れば一瞬で夢の中に入ってしまった。