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悪魔みたいな幼馴染
第2章 02
「ちぃ、一緒に寝ていい?」
勿論、私は既に寝ているからそんな声は聞こえていない。
だから凜空は同じベッドに入ってくる。
もし私が起きていたら、一緒に寝るなんてことは絶対に許さない。
こんな事は何度か過去にもあった。
翌朝起きると私は凜空を叩き起すんだけど、
“ちぃがいいって言った”
と言われてしまう。
絶対そんなことはない筈なのに、
“寝惚けてたんじゃない?”
と言われると、何も言い返せなくなってしまう。
でも、不幸中の幸いなのが、
凜空は私に絶対に手を出してこない───。