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悪魔みたいな幼馴染
第3章 03
走り出した直後、ドゴッだか、バコッだかよく分からない音が聞こえたけど、振り返る事はしなかった。
「ちぃ!走るなっ!!」
分かってる…、
分かってるけど、ここには居たくないし健吾くんの顔も見たくないの…。
アパートに向かって走っていると、直ぐに息切れをして苦しくなってくる。
でも、大学の近くにアパートがあるおかげで案外直ぐに自分の部屋に辿り着けそう。
「ちぃ!!待てよ!」
なんで着いてくるの…?
さっきは凜空が来てくれて助かったけど、今は放っておいてほしい。