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悪魔みたいな幼馴染
第5章 05
「ちぃ?ねぇ、今日の夕飯何?俺のも作ってくんない?」
電話に出るといつもの生意気な口調と内容で呆れるけど、今頼れるのはコイツしかいない。
「って聞いてんの?」
「り、く……、ごめっ…」
「は…?何、どこにいんの」
弱々しく発した私の声に凜空は様子がいつもと違うと感じたのか、ふざけた口調をすることなく話してくる。
「家…。ウイダー飲みたい…買ってきて…」
「部屋の鍵、開けといて」
こんな事なら鍵持たせておくべきだった…
ダルすぎる体にムチを打って部屋の鍵を開け、またすぐにベッドに戻った。