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悪魔みたいな幼馴染
第5章 05
でも今は心も体もやられてしまっているせいか、隣に凜空がいるだけで安心する。
凜空の胸に擦り寄ってしまったのは、絆されているからじゃない。
今は体が辛すぎて何かに縋りたかっただけ。
「ちぃ…?」
丁度目の前に凜空がいるから……
私がこんな事をするのは凜空が好きとかじゃなくて、
インフルエンザで頭まで可笑しくなっているせいだ。
「ったく、風邪の時しか素直にならないのな」
意識が途絶える時、
そんなことが聞こえたような気がする───…