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悪魔みたいな幼馴染
第7章 07
案の定、アパートに帰ってきて少し経つとインターホンが鳴った。
モニターを見ると凜空が立っている。
「鍵、ポストに入れておいて」
「入っていい?」
「嫌」
「ちぃ、なんでそんな冷たいの?今日身体辛かった?」
そんな会話なんてしたくない私は通話を切った。
それを察したのか、玄関から鍵の開く音がした。
それと同時にチェーンの音も。
ガチャガチャと音がするけど、防犯のために外から外せないように対策もしてある。
「ちぃ、開けて。話しよ」
私は話すことなんてない。
これ以上一緒にいたら本当に好きになってしまうかもしれない。
この男を好きになったところで幸せになれる未来なんてないのに。