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碧い雨の夜に…
第5章 【不変的に……】
葛藤してたら腕を引き寄せられ
「今さらやめんな」って真っ赤な顔して縋り付くから知らない間にまたスイッチが入ってしまう。
「良いの?初めてなんでしょ?」
私からこんなことを言う日が来るとは。
コクリと頷くアキラがフィルターかかって可愛く思えた。
「初めては理世とが良い」ってわかってて言ってるの?
「セフレにすらならないからね?1回きりだよ?好きにはならないで……明日からまた元通りの2人で良いって約束するならその初めてもらってあげる」
まだ保険かけて酷いこと言う私。
早く思い直してよ。
ちゃんと思ってくれる人とシた方が良いってば。
この手が襲いかかっちゃう前にアキラから「やめる」って言って?
「ドッキリでした〜」って笑い転げてよ。
掴んでる手を更に引き寄せて
「約束する、だからお願い……理世以外考えられないから前に進めさせてよ」ってまだ見たこともない顔をいくつも持ってるのね。
後悔しない?私で良いの?
私がもらうことで前に進めるの?
「じゃ、脱がす?私から脱ごうか?」
「あ、俺が脱がせたい……です」
一気に緊張し出したくせに震える指先で脱がされて笑ってしまいそう。
ホック外そうとしてきたから
「もう取っちゃうの?」って意地悪言う。
固まってるし、どうしたら良いかわかんなくなるよね。
「ごめんごめん、もう少し前戯楽しみたいなって」
「前戯…?あ、そういうこと……触って良い?」
「触ってくれなきゃエッチ出来ないよ?」
揉み方もひとつひとつ教えながらキスして舐め合った。
私のおっぱいで随分硬くしたよね。
パンパンで辛いでしょ?
「いつも一人で何をオカズにシてるの?」
「え……?」
「手、止めないで………もしかして私だったりする?」
アキラこそ顔に出ててわかりやすいよ。
長年思い続けてくれてやっと今、童貞卒業出来るところまで来てんだもんね。
手コキだけでイっちゃいそうね。
「ゴムある?」
「あっ………ヤバ、買いに行く!ごめん!」
「良いよ、私持ってるから」
あれ、引いた?
女はね、自分で自分を守らなきゃいけない時があるから持ち歩くもんなんだよ。
未開封のゴムを口に咥えたまま手コキするのジッと見てる。