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碧い雨の夜に…
第1章 【衝動的に……】





「ていうかナオ、こんな時間に食べて大丈夫だった?お腹空いてても我慢する人かと思ってた」




「うん、食べた分運動するから大丈夫だよ、それよりめっちゃ食べるから引かないでね?」




「引かない引かない、私もめっちゃ食べるから」




この時間帯に食べる背徳感はヤバいよね。
ピザLサイズ2枚をペロリと平らげた私たちはテーブルの上には空になったお酒の空き缶だらけ。




「リセちゃんもうやめときなよ」




「ヤーダ、喉渇くもん」




「じゃ、お水にしよ?持ってくるから」




「ん、自分でやる」




「フラフラしてるからダメだよ」




「ナオって酔っても顔色変わんない人?」




「え、そうかな?これでもフワフワしてるけど」




「アイタっ」




「あ〜ほら、ぶつかってるから危ない」




ソファーに倒れ掛かり、結局お水を持ってきてもらうもほとんど零した。




「嘘でしょ、リセちゃん!あ〜濡れちゃったよ、タオルタオル……タオルどこ?」




「ん………洗面所」




取りに行ってくれてるのに私は立ち上がって洗面所に向かう。
廊下の途中で服を脱ぎ捨てて居たみたい。
タオルを持ったナオが私を見て「あ…」と顔ごと逸らした。




「リセちゃん!全部脱いじゃったの?」




「ん……お風呂入る」




「え?え?その状態で大丈夫?危なくない?」




「大丈夫、大丈夫」も多分呂律回ってない。
凄い量食べた後のお腹とか晒しちゃってたんだよね、穴があったら入りたいよ。
酔っていても普通にバスタブにお湯を溜めて湯船に入っていた。
脱衣所から時々か細い声で「リセちゃん大丈夫?」と生存確認してくる。




最初は返事してたけどウトウトしちゃって返事のない私を心配して扉をノックしてきた。




「リセちゃん!?ねぇ、返事して?リセちゃん!?開けるよ!?ごめんね、開けるね!」




ゆっくり開いた扉に向かってお湯をバシャン!と掛けた。
覗いてきたナオの顔も服もびしょ濡れになってケタケタ笑っていたらしい。




「アハハハ…!ナオも入りなよ、一緒に入ろう」




そう言っては中に入れようと引っ張って離さなかったみたいで相当困らせたようで、自分がこんなにも酒癖が悪い人間だったんだと血の気が引いた。








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