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碧い雨の夜に…
第2章 【本能的に……】
この後ちゃんと仲直りして浴室セックスまで持ち込んだけど、ちゃっかりコンドーム用意してるとは。
“リセちゃん眼の前にして我慢出来ないよ”って可愛過ぎ。
お揃いのカップルコーデのパジャマ着てソファーでキスしながら徐々に脱がしていく。
焦れったくて……離れたくなくて……キスはしていたい。
待てなくなったナオが私を赤ちゃんを高い高いするみたいに脇下から抱き上げて立ち上がる。
両足でナオを挟んだら寝室に移動。
途中で何度もキスして電気を消してゆっくりベッドの上へ。
「がっついちゃうけどごめんね」
「がっついちゃうナオも好きだよ」
何を言っても許しちゃう甘々モードな2人はこの後情熱的に愛し合って朝を迎えたの。
朝の早い私は起こさないようにそっとベッドから降りて眠気眼のナオに行ってきますのキスをする。
朝練みたいなもので、アキラと密に打ち合わせをし振り付けを身体に落とし込むのだ。
他にも練習メニュー抱えてるからアキラには無理言って早朝にしてもらったところ。
欠伸しながらも付き合ってくれて、踊り出すと一寸の狂いもなく合うから気持ち良い。
「ハァハァ、完璧じゃね?これでいく?」
「うん、フォーメーションきっちり出来ればかなり格好良く収まるよね」
「それは〜アレだな、お前の教え方次第だな」
「合同練習いつにする?」
「アレ、言い返して来ないのね」
「え?」
「いや、良い………いつにしようか」
時々、私を怒らせて喧嘩したいのか?と思う時もあったけど今ならちょっとわかるかな。
ちょっかいを出すことで構ってほしいんだな、きっと。
いやいや、早朝来て頂いてるので腰は低いですよ。
「ウーバーです」の声に「えっ!?」って驚き過ぎだよ。
朝食べてないでしょ?
7時からやってるファストフードだけど許してよね。
はしゃいで喜んでるよ、まったく。
休憩ブースに移動して一緒に食べる。
「さっきから気になってたけどコレ寝癖?」
当たり前のように髪に触れて距離も近い。
え?マジ?って鏡で確認してる。
食べてる途中だけど置いてカバンから寝癖直しを出してセットしてあげる。
「伸びてきたね、また近いうちに切る?」