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Biastophilia💋
第1章 Biastophilia
けど彼が、サディストだと思った瞬間が1度だけある。
「本当に怨恨か?」
正常位で絶頂を迎える間際、薄気味悪い笑みを浮かべた彼は私にそう問い掛けたの。
頭から冷水を浴びせられたような気分だった。
すぐに肯定すれば良かったのに、珍しく動揺した私は黙り込んでしまった。
「ああ、そうかい。
黙るんなら、今日は終いだ」
そう彼は言うと、私のナカから性器を引き抜いて、大きく伸縮した膣口を一周、指の腹でなぞったの。
私はその時感じた喪失感が嫌だった。
だから言ったの。
「いいえ、邪魔だったから消したかっただけ。」って
そうしたら楽しげに目を細めた彼の肉棒が再び挿入された。
「性犯罪者を愛したか?」
子宮口に届きそうな程、彼の長いペニスが全て私のナカに挿入された時、再びそう聞かれた。
今度は迷いなく、即座に「はい。」って答えると、私は図々しくもお願いしたの。
どうか秘密にしておいて下さい、って。
彼は至極満足そうな表情を浮かべながら、律動を再開した。
待ち望んでいた快感が流れてきて、私は必死に腰を振ったの。
いつもより締まりが良いと言われて頭を撫でられた。
でも彼は中々首を縦に振ってくれなかった。ピストン運動も先程と比較して格段に早い。
でも流石に、私が果ててしまう前に彼からの承諾を聞けるだろうと思っていた。