この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Biastophilia💋
第1章 Biastophilia


そして30歳を迎えたある日、彼との愛人関係は唐突に終了した。


「ご苦労様だった。」って一言、社長室で言われただけ。


別に何とも思わなかった。


利用価値が無くなった段階で、
関係に終止符が打たれると分かっていたし、


彼自身に対して私は、強い愛情を抱いていなかったから。


だから激しい憤りも無くて、関係終了の理由も聞かなかった。



頭を仰々しく下げて、作り笑顔を浮かべてお礼を言って、実にあっさりとした別れ方をしただけだった。


それから約1年後、
私はAV女優を辞めて、歌舞伎町の高級SMクラブへと移ったの。
まだ仕事のオファーもあったし、AV女優としての人気も低迷していたわけじゃないけど、いつか10代、20代の若い子に抜かされて、企画女優に転落するのは時間の問題だと悟り始めたから。


だからさっさと引退して元AV女優の肩書を生かして風俗で働こうと思ったの。


私の引退を惜しむ声が彼方此方から出たし、プロダクションの社長からも、直々にご挨拶を頂いた。


挨拶と一緒に、クリスチャンルブダンのパンプスも頂いたの。


「千秋さん、本当に社長の愛人だったんですね。」


社長室を出てすぐに、ある男性スタッフの方に呼び止められた。



「ええ、とても可愛がってくれました。」




私の手荷物を見て驚愕の表情を浮かべたままの彼の耳元に、そっと囁くと、数多の男を虜にした魅惑的な笑顔を浮かべた。

そして顔を赤くしたまま立ち尽くす彼を一人残して、私は立ち去ったの。


きっと翌日、噂になっていたと思うけど、
AV女優を辞めた私にはどうでもいい事だった。



/37ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ