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激しくしないでっ!
第4章 れっつぷれい!?
「性欲の対象として見ちゃうんだよ。……それが何より嫌なんだ、俺」
俺は涼川さんを直視できず、視線を逸らして言う。
今も彼女は俺が好きな制服姿だ。それを思い出し、股間が疼きそうになる。
「家に呼ばれた時も、涼川さんのこと襲いたくなった。キスしたりとか、さ……触ったり。それにその日の夜も、夢……見たんだ」
「夢?」
「涼川さんに……体縛られる夢」
言ってしまってはっとする。こんなことまで言って、本気で引かれてしまうかもしれない。
「わかっただろ……っ? 俺は男だし変態なんだよ……。だから」
俺は半ばヤケクソな気持ちで、暴露する。
その時、彼女の両手がふわりと持ち上がったのを、視界の端で捉えた。
同時に彼女の両手からカバンが床に落ち、鈍い音が響く。
その音にはっとした時にはすでに、彼女の両手が俺の頬を挟み込み、ぐいっと彼女の方を向かされていた。
「ねえ、私にどんな夢見たのか、教えて」
つかの間ぽかんとなる俺。
「はあ!?」
「どこを縛られたの? その時……どう、だった?」
何を言ってるんだこの子。俺は動揺した。