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タワマン〜墜ちた女達〜
第26章 佐藤恵美との一夜
「幻滅は…ちょっとしたかも…。でも…孝宏を責めることは出来ないよ…。私だって一緒だもん…。一応、美夜って人がいるのに孝宏に抱かれて…。でも…美夜との関係は壊したくないって…考えてて…。私も十分わがままが過ぎてるよね…。孝宏はずっと、何回も私に断るチャンスはくれてたし、大切に扱おうって考えてるのがわかってた…。その優しさに甘えてただけなのに…。」

恵美はポツリポツリと言葉を噛みしめるように話していく。狩野は黙ってそれを聞いていた。

「孝宏が…正直に…病気のことも話してくれて…嬉しかった…。孝宏の言う通り、私は…美夜との関係を崩したくない…。で…でも…もう…ちょっ…と、孝宏に…甘えていたいな…?」

湯の中でそっと恵美が腕を絡めてくる。その手が少し震えている。それは狩野にこれ以上抱かれると墜ちてしまいそうになることへの恐れからか…。狩野にはわからない。それでも狩野は恵美を引き寄せ、抱き締めてやる。

「恵美が甘えたいなら、甘えさせてあげる…。俺は何も求めない…。恵美が求めるだけのものをあげる…。卑怯かもしれないけど…。」

「本当に…卑怯だよ…。でも…。今は…それがいいの…。」

2人の唇が重なり合う。

「んぢゅるぅ…♡んんっ…。ぢゅる…ぅる♡んんっ…♡ねぇ…ベッドに行こう…?もう1度…抱いて…?」

「ああ…。何度だって…恵美が満足するまで…。なんなら…ここでもいいんだよ…?」

「ここでは…さすがに…。それに…今度はお願いがあるの…。」

「んっ…?なんだい?」

「こ…今度は…な…中に出して…ほしい…。さっき…すごく切なくて…。今度は…最後まで一緒に…。」

「いいのかい?さっきの病気の話…。嘘かもしれないんだよ…?」

「んっ…。大丈夫…。信じてる…。だから…んぢゅるぅ…♡んんっ…♡んはぁっ…♡」

言葉を続けようとした恵美の口を狩野の口が塞ぐ。そのまま、ジャグジーの中でたっぷりとキスし合い、狩野の愛撫に蕩けた恵美を連れ、ベッドに戻る。そのままも2人はつれ込むようにベッドに倒れ込み、身体を重ね合う。

すでに十分に濡れた恵美の秘部。これ以上の愛撫より、狩野は挿入を選ぶ。やや性急ではあるが、今は欲をぶつけ合うほうが良い。

狩野は何も付けない自分のモノを恵美の秘部に充てがい、一気に挿入する。

「あはぁっっ…♡や…やっぱりぃっ…!これぇ…待ってたのぉ…!」
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